2016年2月28日日曜日

W1 Limiter (George Yohng)

VST(フリー)・マキシマイザー


http://www.yohng.com/software/w1limit.html

Maximizer

VST,AU,RTAS

Windows,Mac

32bit,64bit


フリーのマキシマイザーといえばコレ、というくらいのド定番です。

堂々とWAVESのL1 Ultramaximizerのクローンだと謳っていますね。

WAVES L1 Ultramaximizer

使い方はLoudMaxと同じく、Thresholdを下げる(左に動かす)と音が大きくなります。

Ceilingはアウトプットの音量です。

Releaseは圧縮が終了するまでの時間の調整です(いいかげん)。

Adaptive Releaseは、WavesのARC(Auto Release Control)を意識したリリースタイムの自動調整みたいです。

よくわからなければ、デフォルトの状態でThresholdだけを動かせば問題ないと思います。


音はやや軽めかな~という印象です。

ハイ上がりでちょっと爽やかになるので、個人的にはロックやメタルには合わないと思います。

しかし張りはあるので、使い方によってはかなり存在感のある音を出せます。

多少荒っぽいミックスでも強引に『W1 Limiterの音』にする感じは、他のフリーのマキシマイザーには出来ないですね~。

クリッピングの耐性はかなり高いのですが、突っ込み過ぎるとちょっと音が滲む気がします。

他のプラグインを上手く使って、こいつ単独で音圧を稼ごうとしないのが理想です。
(まぁ、どんなマキシマイザーでも同じですが)


少々色付けがあるタイプですが、能力が高く融通も効くので、定番になるのも納得です。

音作りのバリエーションの1つとして、他のマキシマイザーと併用するのがおすすめです。