せっかくなので、レビューを書かせていただきます。
Studio One Professionalのデモ板を入手するには、My PreSonusアカウントを作成する必要があります。
メールアドレス等を登録するだけですぐに作れます。
Studio Oneの特徴的な部分なのですが、非常にデータがコンパクトです。
今回のデモ版のインストーラーも、90.4MBしかありません。
(別途ソフトサンプラーの音色等をダウンロードする必要がありますが)
当然、インストールも速いです。
インストール直後というのもありますが、ソフトの立ち上がりも軽快です。
画像内のプロセスが5秒で行われていますね。
メインの画面はStudio One 2とほとんど同じです。
新規ソング→空のソングで曲を作ってみましょう。
タイトル、サンプルレート、テンポ等の設定がここで出来ます。
シンプルな編集画面が立ち上がります。
まずはドラムを打ち込むので、インストゥルメントトラック(鍵盤マーク)を挿入します。
サンプラーを使います。
画面右からドラッグ&ドロップして立ち上げることも出来ます。
とりあえずプリセットから使えそうな音を探してみましょう。
そういえば、ついにステップ入力機能が搭載されました。
「MIDIに弱い」というイメージを払拭出来るでしょうか?
つづいてベース。結構使える音がありました。
凝ったフレーズではないので、小さい画面でも余裕で打ち込めます。
最後はギターです。
まともに使えるギターの音を出すサンプラーにはなかなかお目にかかれませんね…
今回も音作りに四苦八苦しました。
発音のタイミングや音程をずらしたり、音を重ねたりしてリアルなギターの音に近付ける方法はあるのですが…
「打ち込みの音は打ち込みらしく」というのが、割りと真面目な個人的意見です。
めんどくさいとか、負け惜しみだけではありません、ハイ。
コンソール内にプラグインの主要パラメーターが小さく表示されるのが結構いいですね。
付属のアンプシミュレータです。
エフェクターも使用可能です。
ミックスが終わったら最後はマスタリングです。
右の小さいプレビューが良い雰囲気を出してくれます。
Pro EQ(7バンド・パラメトリックEQ)は使えましたね~。
ただ、出来ればマキシマイザーが欲しかったです…
出来上がったのがこちら。
前半がStudio One 3で打ち込んだもの、後半はMRS-1266から引っ張りだした音源をミックスし直したものです。
よく「これ、前半いるの?」と言われます。
打ち込み前提で作ったパートなので、「あぁ、こんな感じになるんだ」というのが伝われば良いかなぁと思います。
さて、肝心のStudio One 3の使い心地についてですが、とにかくキビキビ動いてくれるというのが個人的に1番気に入った点ですね。
起動の時点でもっさりされると、使う気も失せてしまいます。
Studio One 3なら少々低スペックなパソコンでも、フリーズせずに使えます。
(サブ機のCore 2 Duo×メモリ4GBでも普通に使えましたよ)
そしてMIDI周辺については、まだ改善の余地ありです。
ステップ入力の操作性や、ベロシティの最大値が100までだったりと、少々発展途上な部分があるなという印象です。
僕みたいに、オーディオトラックの編集がメインの人には全く問題無いレベルです。
そして、モニターは大きい方が良いかもしれません。
何となくですが、1つの画面内で効率良く作業をする、という設計思想を感じます。
普通に使うと画面が細分化されるので、小さいモニターだと1手間増えてしまいます。
ミックスコンソールやエディターが完全に別のウインドウで立ち上がるDAWの方が、小さいモニター向きだと思います。
デモ版の期限は30日間で、その後はStudio One Primeとして使えるみたいですね。
気になる人は、ぜひ試してみて下さい。