ドイツの「Klanghelm」というデベロッパーがリリースしたコンプレッサー、『MJUC jr.』です。
有償の『MJUC』の簡易版です。 ※『MJUC』のレビューはこちら
操作系等は少なそうに見えますが、メーターのクリックによるON/OFF、メーター内右下の文字をクリックして動作の切り替えも可能です。
あと、中央上部のロゴをクリックすると設定画面が出てきます。
「COMPRESS」はコンプのかかり具合、「MAKE-UP」はアウトプットのゲインです。
「TIME CONSTANTS」のスイッチは、FASTとSLOWでアタックタイムとリリースタイム両方が切り替わるので、結構音が変わります。
商品ページ曰く↑ということなので、アタック・リリースタイム以外にも回路内の挙動に変化があるみたいです。
細々と設定する項目があるよりも、こういう割り切った使い方が出来るタイプの方が出番が多かったりします。
さて、肝心の音の感想です。
「Vintage系の中域が派手になるヤツだろ?」なんて思いながら使ってみると、意外や意外。
結構ナチュラルな効き具合です。
2Mixをマスタリングする、という状況で、もうちょっと音を前に出したいなぁ…という時に使えば、程よく個々の音に存在感が出てきます。
フリーでこのクオリティは有難いですね~。
Klanghelmには、この『MJUC jr.』以外にもコンプや歪み系のフリープラグインがあります。
製品版の『MJUC』含め、興味のある人は使ってみて下さい。
http://klanghelm.com/index.php
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