Minimal System Groupのコンプレッサー、Punch Evolvedのレビューです。
”1176(AE) Emulation”とのことですが、色々機能が付加されています。
具体的にはイコライザー(3バンド)、ゲート、Mid/Sideプロセッサーです。
音自体が特別優れている…ということはないのですが、上記の機能で積極的な音作りが可能です。
特に、イコライザーとゲートは各トラックの音を決める際に非常に役立ちます。
ドラムや、ギターのパワーコードのバッキングと相性バッチリです。
イコライザーのレンジは、おおまかにLO(~500Hz)/MID(500Hz~2kHz)/HIGH(2kHz~)という感じです。
バスドラムやベースはLO、スネアやギターはMIDを上げて、それぞれの存在感をHIGHで決める…そんな使い方になると思います。
M/Sツマミは左に回しきるとセンターのみ、右に回しきると両サイドのみになります。
ステレオトラックの微調整に便利です。
メーターは少々視認性が悪いですが、VU(出力信号)表示かGR(ゲインリダクション)表示か選択出来ます。
派手な見た目に反して、音も使い心地も素直です。
プリセットが30個くらいあるので、好みの音を探るのも楽だと思います。
DAW付属のコンプで物足りなくなったら、高いヤツを買うのも良いですが、これでコンプ×EQの使い方を勉強しとくのもアリだと思います。
セールになると安いですし。
ちなみに32bit版のみです。
Cubase(64bit)で普通に使うと音は出るのですが、プリセットを切り替えた時にツマミのポジションが反映されませんでした。
jBridgeで64bitに変換したら問題なく動作します。