良いとは聴いていましたが、本当にスゴイですね、コレ。
これを買ったら他のリバーブはいらない…というか、Valhalla DSPの他のリバーブも買う必要無くなるんじゃないの?と、心配になるレベルです。
音良し、使い勝手良し、そして値段もお手頃と、文句なしのプラグインです。
音の傾向としては、初期反射が良い意味で目立たない、非常に馴染みやすいタイプです。
音の密度が高過ぎないのも、その馴染みやすさに影響していると思います。
言う必要は無いでしょうが、減衰の自然さも流石。
もちろん、設定によってはこの逆の音も出せます。
初期反射を強くしたり、モジュレーションを効かせて派手にも出来ます。
ただ、空間の『演出』に関しては、コンボリューションリバーブやCSR(IK Multimedia)みたいな濃密で派手なアルゴリズム系リバーブに分があると思います。
かなり高いレベルの比較というか、適材適所という観点で言えば、の話ですが…
主役よりも脇役としての適性が高いので、圧倒的に曲中の稼働率は高くなるでしょう。
CPUの負荷も低いのでもってこいです。
そして、個人的に一番良いなと思ったのは、プリセットの出来とその多さですね。
なんと100個以上あります。
ジャンル分けされているので、選ぶのに困ることは無いでしょう。
自分で音が作れなくても、ここから選ぶだけで充分です。
音の特徴で初期反射が~と言いましたが、プリセットもその傾向にあります。
というか、プリセットを使っただけでそういうイメージを持った節が無きにしも非ず…
ほぼ全てのプリセットがMIX100%で作ってあるのも個人的に良いと思いました。
プリセット間の比較が捗ります。
ちなみに『MIX』の文字をクリックすると、このツマミのロック・アンロックを切り替えられます。
ロック(色が薄くなる)すると、プリセットを切り替えてもミックスバランスを固定出来ます。
なかなかの便利機能です。
15種類のリバーブ・アルゴリズム |
15のモードと3つのカラー(1970s・1980s・NOW)が用意されているので、これらを組み合わせるだけで音のバリエーションを広げることが出来ます。
ツマミのセッティングをいじらなくても良いんじゃないかと思えるくらいです。
僕は多分そういう使い方をすると思います…
1970s |
1980s |
NOW |
Valhalla DSPの他のリバーブも試したのですが、このVINTAGEVERBがダントツで頭がおかしいですね。いい意味で。
VALHALLA ROOMはVINTAGEVERBよりも濃い目の味付けです。
どちらがおすすめかというと、VINTAGEVERBです。
強引な言い方をすると、ROOMに出来ることはVINTAGEVERBに出来て、VINTAGEVERBに出来てもROOMじゃ出来ないことがある、という感じでしょうか。
もちろんROOMにはROOMの良さがあるのですが、先に挙げたCSR(IK Multimedia)等、対抗馬が出てきます。
VINTAGEVERBは唯一無二と言っても過言ではないでしょう。
ROOMはROOMで頭おかしい部分がありますが… |
VALHALLA PLATEとVALHALLA SHIMMERも特徴があって良いのですが、ROOMと比較してもプリセットが少ない等、弱いところがあります。
こういってはアレなのですが、VINTAGEVERBと同じ値段と言われると、正直う~ん…となってしまいます。
それくらいVINTAGEVERBの値段設定&コスパは異常です。
バンドルってやらないんですかね?
なんだかんだ言って、全部(お得に)手に入れたくなるのが人の欲なので…
まぁ、とりあえずVINTAGEVERBがあればいいや、と思っています。
プリセットが多いので、入門用にも良いんじゃないでしょうか。
しばらく他のリバーブは必要なくなりますよ。
セールは無いみたいですが、いつ買っても同じで手を出しやすいのが救いです。
欲しいと思った時が買い時ですよ~。
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