>>Peavey 『ReValver 4』 レビュー(アンプ編)<< こちらもどうぞ
3rd party plugin (VST,AU) → C-verb → World-Wide-Verb |
とりあえず、どんなエフェクトがあるのか見てみましょう。
ストンプ・エフェクト |
ラック・エフェクト |
ストンプ・ペダルはアンプ/キャビネットの前、ラック・エフェクトはアンプ/キャビネットの後ろに配置されます。
ラインナップの数は少ないものの、ちょっとマニアックなペダルがあったりして面白いな~という印象でしょうか。
個人的には、OD-1/SD-1が無いのが非常に痛いですね。
ブースターはアレじゃないと落ち着かないんですよね~
TS808で我慢しろとは言わないで下さい
しかし、全く問題ありません。
気付いた人もいるかと思いますが、『3rd party plugin (VST,AU)』を使えば、外部のVST/AUプラグインをルーティング内に配置することが出来ます。
いや~、便利ですね。 痒い所に手が届く。
オールインワン系のアンプ・シミュレータの弱点を潰してくれます。
ちなみに、DAWのように指定したフォルダ内のプラグインを使用する形になります。
VSTを格納しているフォルダをそのままスキャンさせても問題は無いのですが、専用のフォルダを新設するのもアリだと思います。
ミックスダウン/マスタリング用のプラグインは使わないですからね。
数が多くなると何かと効率が落ちるので、ギターの音作りに使うエフェクトだけをまとめたフォルダを作りましょう。
管理もしやすくなります。
上:C-verb 下:World-Wide-Verb |
コンボリューション・リバーブが使えます。
もちろん、キャビネットシミュレータ(RIR cabinet modeler)と同様に、サードパーティー製のIRファイルを追加可能です。
C-verbもWorld-Wide-Verbも、IRリバーブとしての機能はシンプルですが、ギター用には十分な音質だと思います。
細かい設定がしたければ、キャビネットシミュレータ(RIR cabinet modeler)をリバーブとして使うのもアリでしょう。
あれ、普通のアルゴリズム系リバーブはどこでしょうか…?
さて、エフェクト以外の話になりますが、『Input ACT』モジュールはとても面白いです。
所謂ギター・シミュレータでしょうか。
エレキギター/ベースなら各PU、アコースティックギターならマイクやピック/フィンガーピッキングの選択まで出来ます。
「ReValver 4 Producer Pack」で使えるのは「LP Std」「S-Caster」「Brazilian Nylon」だけですが、各$3で追加可能です。
それぞれ視聴できます |
あとは、インプット/アウトプットミキサーや「GIGモード」といったリアルタイムの操作性に関わる部分も充実しています。
インプットミキサー |
アウトプットミキサー |
GIGモード |
配置可能なプリセットの数は8つ、そしてMIDIによる切り替えも可能です。
ライブでの使用に限らず、普段からあまり多くのプリセットを使わない人は、毎回プルダウンメニューから呼び出す必要が無くなるので便利なんじゃないでしょうか。
長くなりましたが、以上です。
ちょっと変わったアンプシミュレータだな~、というのは伝わったと思います。
変わり者ですが、どちらかというとハードのアンプシミュレータ的な実用性に特化したタイプです。
フリー版から自分好みにカスタマイズ出来るので、アンプシミュレータを探している人はぜひ試してみて下さい。
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