Standard版でもつかえるものは名前を赤くしてあります。
公式のPDFのリストを参考にモデリング元も紹介します。
Gate
『Noise Gate』
「MXR Smart Gate」がモデルらしいのですが…Smart Gateはワンノブです。MUTE/REDUCTIONモの切り替えなんかはBOSSのNS-2っぽいな~と思います。
『Noise Reduction』
「ISP Technologies Decimator G」がモデルになっています。簡単にノイズを消せます。
『Noise Filter』
「MXR Noise Filter」がモデルとあるので、Noise Clampのことでしょう。「Noise Reduction」に比べて良くも悪くも穏やかな効きです。
Comp
『Compressor』
「Wampler Ego Compressor」がモデルです。パラレル・コンプレッションが出来るので便利です。
『Red Comp』
「MXR Dyna Comp」がモデルです。定番ですね。パーカッシブなコンプ感が特徴です。
『Blue Comp』
「BOSS CS-3」がモデルです。VCAタイプらしいナチュラルなコンプ感です。
『Tube Compressor』
「UREI1176LN」がモデル…ん?Tube?1176?見た目的に、1176ではなくUniversal Audio 176を元にしているはずです。
『4K Comp』
「Keeley 4 knobs Compressor」がモデルです。ROSSコンプの4ノブ版です。
『Opto Comp』
「BBE Opto Stomp」がモデルです。ギターだけでなく、ベースに使う人も多いイメージです。
『Studio Comp』
「Teletronix LA-2A」がモデルです。定番のオプティカルコンプレッサー/リミッターです。
Boost
『Booster』
「Xotic RC Booster」がモデルです。扱いやすいクリーン・ブースターです。
『Treble Booster』
「Dallas Rangemaster Treble Booster」がモデルです。もうちょっと見た目を似せても良いんじゃないかと(笑)ローがカットされるので、強引にゲインを足してもブーミーになりません。
『Tube Boost』
「Vox V810 VALVE TONE」がモデルです。クリーン・ブースターですが、味付けが強いタイプかなと。
『S-Booster』
「TC Electronic Spark Booster」がモデルです。クリーン・ブースターの中では積極的な音作りが得意な方だと思います。FAT/CLEAN/MIDの3つのモードを選べます。
Drive
『VintageFuzz』
「Jim Dunlop Fuzz Face」がモデルです。ストレートなファズサウンドです。アンプやギター側のセッティングが重要です。
『Distortion X』
Positive Gridオリジナルです。ツマミの並びに少々クセがありますが、守備範囲は広いディストーションです。意外とゲインは抑え目です。
『DSONE』
「BOSS DS-1」がモデルです。超定番ディストーションです。ディストーション系の中でもヌケが自然で、使いやすいですね。
『808 OD』
「Ibanez OD-808」がモデルとあるのですが、TS808のことだと思います。オーバードライブ系の中でも、ブースターとして使いやすいゲイン/トーンを持っています。
『Overdrive Pro』
「Ibanez TS-808DX」がモデルです。オーバードライブ(TS808)+ブースターという構成です。実機はオーバードライブとブースターの前後を入れ替えたり個別でON/OFF出来ます。あと9V/18Vの切り替えスイッチもあります。残念ながら、これら実機の売り文句とも言える機能は削られています(笑)
『Guitar Muff』
「Electro-Harmonix Big Muff」がモデルです。歪みが太い割には、音が団子になりにくいかなと。
『Clone Drive』
「KLON CENTAUR」がモデルです。期待値が高いと拍子抜けするかもしれませんが、まぁ実機もこんなもんです(笑)ゲインを上げても原音がミックスされるから音が潰れない…というのが特徴で、TS系とはまた違うブースト感です。
『SAB Driver』
「Fulltone OCD v4」がモデルです。オーバードライブペダルの中でもアンプライクなサウンドで、単独でしっかり歪みます。HPモードは結構ローが出ます。
『Tube Driver』
「BK Butler Tube Driver」がモデルです。良い意味でローファイな歪みです。セッティングで前後の出し入れが簡単に出来るので、思いのほか使いやすいです。
『Thrash Master』
「Marshall ShredMaster」がモデルです。粒立ちの良いディストーションです。ちょっとファズっぽい風味があります。
『Preamp』
「Sansamp PSA-1」がモデルです。ラックタイプのプリアンプです。BIAS FXにはパワーアンプ単体は無いので、BIAS Ampと組み合わせて使うのが理想ですね。
『Fuzz Arsenal』
「Z.VEX FUZZ FACTORY」がモデル…だと思うのですが、中身は別物っぽいです。実機は結構ヤバいヤツなんですが、これは普通の音がします(笑)でも、Mixを絞り切ったら音が消えたりして破天荒だな~と。
EQ
『Volume』
「Ernie Ball VP 6166」がモデルです。見ての通りボリュームペダルです。
『EQ6』
「MXR 6-band EQ」がモデルです。M109ですね。マスターゲインが追加されているので便利です。
『EQ4』
「BOSS PQ-4」がモデルとありますが、機能は随分違います。帯域の調整は出来ません。
『EQ10』
「Peavey 10-band Stereo Graphic EQ」がモデルです。10バンドEQに加えてマスターEQ、ローカット/ハイカットを搭載、グライコにしては機能的です。
『Studio EQ』
「Manley Massive Passive EQ」がモデルです。2バンド+ローパスとシンプルな構成です。
Modulation
『Tremolo』
「Jim Dunlop Tremolo」がモデルです。TS-1でしょうか、ボリュームが追加されています。
『Chorus』
「MXR Stereo Chorus」がモデルです。M134ですね。Bass Filterスイッチは省かれていますが、エフェクト音にEQをかけられるので使い勝手が良いです。
『Octaver』
「Electro-Harmonix Micro Pog」がモデルです。原音・オクターブ上・オクターブ下それぞれのボリュームを操作できます。和音でも使えるので、頑張ってるな~と。
『Orange Phaser』
「MXR Phase 90」がモデルです。INTENSITYのノブが追加されているので、実質Phase 100ですね。定番です。
『Phaser Pro』
「BOSS PH-3」がモデルです。NORMAL/RISE/FALL/STEPのモードを選べます。回路段数の選択は省かれていますね。
『Flanger』
「Electro-Harmonix Electric Mistress」がモデルです。実機はフランジャーとコーラスのミックスバランスを調整出来るのですが、こちらはコーラス無しで原音とエフェクト音のミックスバランスに代わっています。軽めのフランジャーが欲しい場合は、こちらの方が使いやすいです。
『Flanger Pro』
「A/DA Flanger」がモデルです。実機との違いは、ノイズリダクションが省かれたこととコントロールの配置くらいでしょうか。音が薄っぺらくならない、素直に良い音だと思います。
『Cry Wah』
「Jim Dunlop GCB95 Crybaby」がモデルです。ボリュームペダル同様、横からのアングルは珍しいな~と思います。
『Stereo Chorus』
Positive Gridオリジナルです。直感的な操作には不向きですが、細かい設定が可能なコーラスです。
『Mutron』
「Mu-Tron Mutron III Envelope Filter」がモデルです。オートワウと言えば音をイメージし易いでしょうか。フィルターを切り替えて多彩な音を出せます。
『Cloner』
「Electro-Harmonix Small Clone Chorus」がモデルです。ダブリングなのですが、濁りが少なく立体的な空間を作ってくれます。
『Classic Vibe』
「Voodoo Lab Micro Vibe」がモデルです。見た目に反してクリーンに揺れます。
『Tremolator』
「Demeter Tremulator Tremolo」がモデルです。TRM-1ですね。シンプルなコントロール、BPM同期機能が追加されています。
『Poly Octaver』
「Electro-Harmonix Polyphonic Octave Generator POG2」がモデルです。Micro Pogの親玉です。かなり複雑な音を作れます。オクターブ音のコントロールだけではなく、シンプルなデチューンとしても使えます。
『Dual Phaser』
「MU-TRON Phasor II」がモデルです。見た目も音も個性的なフェイザーです。
『Ring Mod』
「Moog Moogerfooger MF-102 Ring Modulator」がモデルです。モーグ教授のリングモジュレーターです。
『Uni-Vibe』
「UNIVOX UNI-VIBE」がモデルです。ジミヘンのアレです。日本製です。ペダルは欠品です。
『Chorus One』
「BOSS CE-1 Chorus Ensemble」がモデルです。JCシリーズ内蔵のコーラス/ビブラートを抜き出したエフェクターです。クリーンでは線が細くならず、歪みとの馴染みも良いので使いやすいコーラスです。
『Pitch Shifter』
「Digitech Whammy 4」がモデルです。機能的にはWhammy 5です。SHIFTER(ワーミー)とHARMONY(ピッチシフター)を切り替えて使います。
『Stripe Flanger』
「MXR EVH117 Flanger Pedal」がモデルです。肝心のEVHスイッチが無いので実質M117R Flangerですが、どちらにしても強烈なフランジャーです。
『Analog Phaser』
「Moog Moogerfooger MF-103 Phaser」がモデルです。6段/12段を選べるフェイザーで、リッチな質感で心地よい揺らぎです。
Delay
『Digital Delay』
「BOSS DD-3」がモデルです。トーンやディレイタイムの設定等、実機より使いやすくなっていると思います。
『Tape Delay Unit』
「Roland RE-201」がモデルです。コントロールが独特で戸惑うかもしれませんが、慣れれば音作りの幅が広く使いやすいエコーです。
『Analog Delay』
「BOSS DM-3 Analog Delay」がモデルです。ノブはDM-2ですね。程よく角が取れて馴染みやすいディレイです。
『Deluxe Delay』
「Electro-Harmonix Deluxe Memory Man Delay Pedal」がモデルです。コーラス/ビブラートを搭載したアナログディレイです。
『Reverse Delay』
Positive Gridオリジナルです。シンプルなリバースディレイです。
『Ping Pong』
Positive Gridオリジナルです。ピンポンディレイに特化しているというわけではなく、良くも悪くもアバウトに使えるステレオディレイという感じです。
『Echotape』
「Maestro Echoplex」がモデルです。見た目はEP-4ですね。自然な色付きでクリーンにも歪みにも合うと思います。
Reverb
『Digital Reverb』
「BOSS RV-3」がモデルです。機能的にRV-2が正しいと思います。デジタルらしい音からトーンを絞ったアナログっぽい音まで、シンプルですが万能リバーブです。
『'63 Spring Reverb』
「Fender Spring Reverb Unit」がモデルとありますが、完全にBOSS FRV-1です。真空管+スプリングリバーブということで、ウォームで華やかな音です。
『Stereo Reverb』
Positive Gridオリジナルです。直感的にコントロール出来るリバーブではないので、個々のエフェクトにプリセットがあれば使いやすいのにな~と思います。
『Ambient Reverb』
「DigiTech Supernatural Ambient Stereo Reverb Pedal」がモデルです。5タイプのリバーブを選べます。キャラクター濃いめです。
『Dual Spring』
「Pete's Place Audio RCM-2R Dual Spring Tube Reverb」がモデルです。'63 Spring Reverbと同じ真空管+スプリングリバーブという構成ですが、こちらの方が細かい音作りが出来ます。以上です。
いや~、多いですね。
暗転しているエフェクターはAcoustic Expansion Pack/Bass Expansion Pack/Metal Signature Packを購入すればアンロックできます。
カテゴリーの最後に「BIAS Pedal」とありますが、ここにはBIAS Pedal Distortion/Modulation/Delayのエフェクターがインポートされます。
定番からマニアックなエフェクターまで、Professional版は充実の内容です。
例えば入門用として使うなら、Standard版があれば十分だと思います。
ただ、Standard版はアンプが少ないんですよね~。
さらにクリーン系のアンプが中心なので、歪みが欲しけりゃペダルで作ってね、という雰囲気です。
そもそもゲインを必要としない人にはマッチしそうです。
じゃあ、アンプを充実させたいならProfessional版を買えば良いかというと、そうでもないです。
アンプを重視するなら「BIAS AMP 2」と連携させるのが望ましいです。
エフェクトを増やしたいか、アンプの音を強化したいか、考えて選んで下さい。
ちなみに僕がProfessional版を買った理由は、デチューンの為に『Poly Octaver』が必要だったからです。