2015年6月21日日曜日

GarageBandのレビュー

Studio One 3のレビューを書くためにMIDIを編集しながら、「そういえば、GarageBandでも同じの作ったよなぁ…」と思い出し、久々にiPadのGarageBandを起動しました。

あわよくばMIDIファイルをエクスポートして使い回そうとしたものの、そちらは不発…


あれ?こんなに良い音だったっけ?

ということで、テンション上げ気味で再編集です。


iPad miniなので、ちょいと画面が小さいかな~とは思いますが、ピンチイン・ピンチアウトで簡単に拡大・縮小が出来るので、入力で困ることは無いですね。


今回ほとんど出番はありませんでしたが、コードを簡単に入力出来たり、ピアノロールがそれぞれの楽器に応じて変わるあたり、とても使い勝手が良いです。


ドラムならドラムセット、ギターならフレットボードを見ながら打ち込めるので、ピアノロール入力が苦手でも作業が捗るでしょう。

タッチパネルというインターフェイスの特性上、リアルタイム入力に特化しそうなものですが、ピアノロールでの入力も大変快適です。



トラックも揃い、いざミックス開始です。


ミックスで使うパラメータはこれだけです。

普通のミックスコンソールとほぼ同じなのですが、エフェクトが無いですね。

コンプレッサー(リミッター)はまだしも、イコライザーもないので、微調整が効きません。

トラック毎にエクスポート→オーディオファイルで読み込み、Inter App AudioでFinal Touchを使うか…

それとも、もうPCのDAWでミックスしちゃうか…

と思ったのですが、めんどくさいのでこのまま強行です。


ちなみに、「マスターエフェクト」の中にあるのはエコーとリバーブの2種類で、こちらはそれなりに充実した内容です。


2Mixが出来たところで曲をパソコンにエクスポート、ここから先はStudio One 3にバトンタッチです。

前回の仕上がりがイマイチだったので、今回は時間をかけてミックスし直します。

慣れもあってか、それなりに良い仕上がりだと思います。



GarageBandよりも高機能なDAWアプリはありますが、さすがはApple社謹製です。

これを数百円で使えるというだけで、iPadを買う価値があると思います。


そして、iOS 9 ではオーディオプラグインのフルサポートが開始されるそうです。

Macで使用されるオーディオユニット(AU)規格のエフェクトやインストルメントを、iOSでも使えるようになる、ということです。

これには本当に驚かされました。

MacのLogicやGarageBandに付属しているエフェクターやシンセが無償で提供され、他のディベロッパーのAUプラグインもApp Storeで購入出来るようになります。


また、「マルチタスク機能」により2つのアプリを同時に操作することが可能になるそうです。

DAWアプリから外部のエフェクターアプリ(AmpliTube等)に画面の切替無しでアクセス出来るようになるのは、地味ですがとても大きなアップデートです。

パソコンでは当たり前の動作ですが、今まで出来なかったんですよね~。

いよいよ『音楽制作アプリ』ではなく、本格的な『DAW』としてiOS版GarageBandを使う時が来そうです。