以前紹介したMODERN ROCK - GUITAR AND BASS LOOPSを使って、音量を変化させながらLANDRのマスタリング後の仕上がりを確かめてみましょう。
同じフレーズをループさせて、32小節毎に1dBずつ音量を上げていきます。
- 1~ 32小節 (0:00~0:44) -4.0dB (LANDR推奨値)
- 33~ 64小節 (0:45~1:29) -3.0dB
- 65~ 96小節 (1:30~2:14) -2.0dB
- 97~128小節 (2:15~3:00) -1.0dB
- 129~162小節 (3:00~3:48) -0.1dB
という感じです。
まずはアップロードした元のファイルがこちら↓
イコライジング・リミッティング無し、リバーブも最低限です。
そして、音圧レベル『中』でマスタリングしたものがこちら↓
この音源に関しては、ピークの音量は-1.0dBから-0.1dBくらいが当たりだったようです。
音数が増えていくとまた違うのかもしれませんが、元のミックスの雰囲気も損なわれておらず、まだコンプレッションにも余裕がありそうです。
音圧レベル『中』なら、ボリュームを多少大きくしてアップロードしても不自然なマスタリングにはならないでしょう。
ちなみに、-0.4dBでリミッターがかかっているようです。
そして、個人的に少々物足りないので、音圧レベル『高』も試してみました。
おぉ…後半はカオスですね。
前半は結構いい感じです。
音が団子っぽくなるのを逆算したミックスをして-4.0dBくらいでアップロードすれば、『中』より遥かに音圧を稼げます。
ボリュームは大きく感じますが、-0.3dBでリミッターがかかっています。
それぞれの波形を比較してみましょう。
元のファイル |
音圧レベル「中」 |
音圧レベル「高」 |
『高』は見事な”海苔”が出来てますね~。
音圧レベル『低』は変化が小さかったのでパスしましたが(無料プランは月2曲まで)、もともと音圧の高い音源には丁度良いのかもしれませんね。
プランによってはMP3やCD音質が無制限でマスタリング可能です。
また、無料プランでも都度課金すれば高音質のマスタリングも出来ます。
「自分でマスタリング出来るよ~」という人も、ぜひ試してみて下さい。
簡単な手順しかありませんが、これはこれで奥が深いですよ。
さて余談ですが、今回のギタートラックの歪みはKuassaの『Amplifikation One』を使いました。
8種類ある中の「Kuassa Custom」というアンプなのですが、これがなかなかの優れ物です。
普通のアンプにあるCLEAN、CRUNCH、LEADのチャンネルに加えて、イコライザーのキャラクター(19種類)やトランス(4種類)を選ぶスイッチがあります。
これらに加えてスピーカーやマイク、マイキングの変更も出来るので、出せる音の幅はかなり広いです。
基本の音が好みなら、これ1つあれば音作りに困ることはないでしょう。
今回はCRUNCHチャンネル、ツマミは全てセンターで固定です。
上の画像の⑨outputと⑩tonestackだけを操作して音を変えたので、その効果がよく分かると思います。
Kuassaについてはこちら↓
http://www.kuassa.com/
Amplifikation Oneのデモ版もあります。